今のデザイン事務所で働くようになって以来数年、事務所で一番遅いパソコンでずっと仕事をしていた。
一番速いのを使っていたのはミケーレだったが、ボスとケンカして出て行ってしまった。そしてその一番速いパソコンが空いたわけだが、こちらはその一番遅いパソコンで慣れてしまったため「なぜミケーレの速いのを使わないのか?」と質問されてもそんな単純な話ではなかったのである。
「このパソコンでは遅過ぎて不可能です」という言い訳がまかり通るほどであったし、必要なときだけは他の同僚のパソコンを一時的に使うこともあった。その際ボスはいつも「新しいコンピューターが来るから」と言っていた。いつも言っていたが、1年以上経ってもそれが来ることはなく正直それは嘘なのだろうと思っていた。
すると今年の仕事始めに事務所に来ると新しいパソコンが3台入っていた。まだソフトウェアのインストールする作業が残っており今すぐ使える状態ではなかった。そういうパソコン周りの世話をしに来るおじさんがいるのだが、ボスが開口一番「この3台の新しいパソコンの準備は、まず千のやつからやってくれ」とそのおじさんに頼んでいた。
そんなわけで数年を経て、一番速いパソコンを優先的に使わせていただけるような立場にまでなった。
なんのことはない、遅刻せずに出社してケンカせず落ち着いて過ごすようにしていただけである。ある同僚はメールでもう来れないと言い、ある同僚はケンカして辞めていったのである。それだけだ。
一番速いのを使っていたのはミケーレだったが、ボスとケンカして出て行ってしまった。そしてその一番速いパソコンが空いたわけだが、こちらはその一番遅いパソコンで慣れてしまったため「なぜミケーレの速いのを使わないのか?」と質問されてもそんな単純な話ではなかったのである。
「このパソコンでは遅過ぎて不可能です」という言い訳がまかり通るほどであったし、必要なときだけは他の同僚のパソコンを一時的に使うこともあった。その際ボスはいつも「新しいコンピューターが来るから」と言っていた。いつも言っていたが、1年以上経ってもそれが来ることはなく正直それは嘘なのだろうと思っていた。
すると今年の仕事始めに事務所に来ると新しいパソコンが3台入っていた。まだソフトウェアのインストールする作業が残っており今すぐ使える状態ではなかった。そういうパソコン周りの世話をしに来るおじさんがいるのだが、ボスが開口一番「この3台の新しいパソコンの準備は、まず千のやつからやってくれ」とそのおじさんに頼んでいた。
そんなわけで数年を経て、一番速いパソコンを優先的に使わせていただけるような立場にまでなった。
なんのことはない、遅刻せずに出社してケンカせず落ち着いて過ごすようにしていただけである。ある同僚はメールでもう来れないと言い、ある同僚はケンカして辞めていったのである。それだけだ。