Amsterdam Chips
住所
Corso Buenos Aires 75
大中小サイズがあってそれぞれの値段が3,5,8ユーロとなっていた。とりあえず3ユーロのを買ってみたのだがかなりの量であり、成人男性でも十分お腹いっぱいになる量である。
なぜこのお店を試してみたかと言うと、最近このお店ができたと言うのをある記事で見たのである。そしてそれがイタリアの各地にオープンしていると。それでオランダのポテトフライ専門みたいな物珍しさに試してみたくなったのである。
しかしそこに新しい発見などあるわけもなく、残ったのは空虚感に似た何かと言った方が近い(空腹は十分に満たされたが)。そう言えば、当ブロガーはつい2年前までは体重が65キロ前後だったのに、今朝体重を量ったら74キロまで達しており、食う巨漢になる日も近いのではないかと恐れており、本当はポテトフライなど食べている場合ではないのである。
流行りものを食べた、ハイ終わり。そんな感じである。すると何やら懐疑的な気持ちが浮かんできた。
そう言えば最近ミラノではカリフォルニア・ベーカリーというアメリカのコーヒーやスイーツを出す店や同じくアメリカンなハンバーガー屋が増えているようだが、いずれもイタリア人が作ったものがほとんどである。
話は変わるが、数年前にボローニャにてリネア・ペッレという布のフェアを訪れた際、ある企業の方からプラダのナイロンのバッグは10万するものがあるが、それに使われている布は千円程度の価値しかないという話をそのナイロンを作っている会社から直々に聞かされたことがある。
ものやことそれ自体の価値は、本来それを受け取る人間自身が判断するものだろうが、それをどうにかこうにかして価値の高いもの、特別なものにするように仕立て上げられているようであるし、それこそが商売なのだろうと考えさせられる。
ポテトフライで長々と書いてしまった。それよりも今は食う巨漢にならないように気をつけることが先決である..